年末年始の賑わいもあいまって、「ユニバーサル”JAZZ THE BEST”リミテッド1000」シリーズが、ジャズファン以外のお客さんにも大好評です。J-POPや洋楽コンピなどのお目当て品を買いながら「ジャズなんかも聴いてみようかぁ~」と、軽いノリでも買えちゃうのが、こういった限定プライスものの強みですね。
サウンズパルでは全タイトル試聴可能でございます。それだけに「ノリがいいやつ♪」とか「しっとりしたやつ♪」とか「歌モノがいいね♪」等の、お客さんの好みに合ったものが見つかりやすくなっております。「ジャズとか聴いたことないし、いっぱいありすぎてどれを聴けばいいのか分からない・・・」という方こそ、どうぞお気軽にご相談ください!
というわけでユニバーサル”JAZZ THE BEST”リミテッド1000シリーズ2007の、『売り上げランキング、上位10枚』を発表しちゃいます。
どれを聴けばいいか迷われている方は今後の参考にご覧ください。
第1位
「ローランド・カーク/ドミノ」
「聴けば一発!」でほとんどの方が「これカッコイイ!」「凄い!」となります。「実はね、これ、管楽器は全部一人の日とがやってるんですよ」と言うと更に「ヤバイ!!」に。ジャズ界きっての鬼才、ローランド・カークが4ビートで実力を遺憾なく発揮した痛快至極な傑作です。
第2位
「エラ・フィッツジェラルド/ライク・サムワン・イン・ラヴ」
飾らない、気取らない、ありのままの「歌」の魅力ギッシリのバラード集。「最近どうもグッとくる歌がないよねぇ」と、お悩みの方、最近のじゃなくていいんです。ちょっと掘ればこんな素敵な盤が出てきますよ。
第3位
「レスター・ヤング/プレジデント・プレイズ・ウィズ・ジ・オスカー・ピーターソン・トリオ」
試聴したお客さんのほとんどが「泣けるサックスだね」。そうなんです、レスター・ヤングのテナーは泣けるんです。テクニックやスタイルを超えた、理屈じゃない”良い演奏”です。
第4位
「ロイ・ヘインズ/アウト・オブ・ジ・アフタヌーン」
歯切れの良いドラムの「パシィ~ン!」とリズムが決まるカッコ良さと、ここでもまた大活躍の怪人ローランド・カークの濃いめの個性がやっぱり人気の一枚。インパクトと渋みの絶妙なバランスが良いですね。
第5位
「リー・コニッツ/トランキリニティ」
”クール・ジャズ”と呼ばれる、アツくないクールなジャズ。簡単に言ってしまえば「何か頭の良さそうなジャズ」です。リー・コニッツはそういったシーンを代表する、非常にスマートな音楽性を持ったアルト奏者です。こういうのもお客さんが「なかなかいいね」と聴いてくださるのが嬉しいですね。
第6位
「スタンリー・タレンタイン/レット・イット・ゴー」
若い男性のお客さんに一言「男のテナーだよ」で決まり!「うぉお!カッコイイっす!!」という茶色い(?)歓声と共に日々黙々と売れて行くタレンタイン。カッコイイですね、男ですね。
第6位
「ジュニア・マンス/ジュニア」
「間違いのないピアノもの」といえばやっぱりコレでしょう。程良くグルーヴィーでブルースがジワジワと滲み出てくる、ジャズ・ピアノの良心。どなたでも安心して聴ける永遠のロングセラーです。
第6位
「ケニー・バレル/ヴィレッジ・ヴァンガードの夜」
「ギターものでなんかいいのない?」と聞かれれば「はいはい、ありますよ。コレで決まりでしょう」と、自信を持ってオススメできるのが、出してる作品にまず間違いのない大御所ケニー・バレル。ギターとベースとドラムだけで、こんなにカッコイイ演奏が決まるんですね。素晴らしいの一言です。
第6位
「ビリー・ホリデイ/アラバマに星落ちて」
6位以下は本当に横並びの大接戦!ビリーのこのアルバムは、晩年ドラッグとアルコールでボロボロになりながらも、気の合う仲間達と共に奇跡的な好調ぶりを見せた、良いアルバムです。できれば一晩中ずっと聴いていたいと思わせる中毒性を持っています。彼女の歌はそれだけ心に響くんです。
第7位
「ジョー・ハートマン/アイ・ジャスト・ドロップド・バイ・トゥ・セイ・ハロー」渋~いバリトン・ヴォイスがクセになるジョニー・ハートマン。男性ジャズ・ヴォーカルにどうも抵抗を感じる人も、まずは聴いてみてください。最初は「濃いな」と思っても、彼の魅惑の声が織りなす不思議なムードに段々とハマってきます。はい、私もコロリとやられました。ぜひお試しを。
第7位
「ジョニー・グリフィン/JG」
直球ド真ん中のストレート・アヘッドなジャズ・テナーを聴きたきゃコレも忘れちゃいけません。モダン・ジャズ界きっての実力派ジョニー・グリフィンのデビュー作!シカゴからニューヨークに出てきて並み居るテナー奏者を押しのけて実力No1の座を勝ち取る直前の、パワフルで堂々たる吹きっぷりがズシンときます。
第7位
「ビル・エヴァンス・トリオ/エムパシー」
知らない人も多かった(?)エヴァンスの隠れ好盤。1曲目でのらしからぬ黒さから、2曲目のシンプルなメロディーから最高に美しいアドリブを引き出すこのコントラストにヤラレる人、多いですね。これまた飽きないピアノ・トリオ作です。
第8位
「ソニー・ロリンズ/オン・インパルス」
これも意外に知らない人が多かったアルバム。ロリンズといえば「サキソフォン・コロッサス」を頂点とするPRESTIGE盤、そして50年代屈指の名作が揃うBLUENOTE盤が有名ですが、更に音楽性を進化させたImpulse!盤は宝の山ですよ。ビシバシ来る威力満点の演奏にシビレます。
第8位
「J.J.ジョンソン、カイ・ウィンディング/ザ・グレート・カイ&J.J.」
トロンボーン2本のまろやかなサウンドが奏でる有名スタンダードの数々!当代きっての名人中の名人による、トロンボーン・ジャズの究極の名演が、くつろぎながら楽しめます。
第8位
「ミシェル・ルグラン/シェリーズ・マン・ホールのミシェル・ルグラン」
フランスを代表する映画音楽の作曲家、ミシェル・ルグランが、単なる「一ジャズ・ピアニスト」としてアメリカのライヴハウスで一肌脱いだピアノ・トリオ作。エスプリをふんだんに振りまきながらも結構トンガった気迫溢れるプレイが良いですね。
第8位
「ベニー・カーター/ファーザー・デフィニションズ」
スイング時代から活躍する”ジャズ・アルトの長老”ベニー・カーターが、ベテラン/中堅/若手と一緒に、肩の力を程良く抜いたブルージーなセッションで楽しませてくれる「60年代のスイング・ジャズ名盤」であります。わりかしクリアな音色で楽しめる古き良きムード。これがまた堪りません。
第9位
「レイ・ブライアント/スロウ・ブレイト」
ジャズ・ピアノとソウル~ゴスペル直系のファンキーなビートが見事融合した、ファンキーでポップなアルバムです。いわゆる”正統派4ビートジャズ”ではありません。けれどもそれがいいんです。ジャズもブルースもゴスペルも、根底ではみんな繋がっているんだな~と、ブラック・ミュージックの深~い意味を考えさせてくれる作品でもあります。
第9位
「マッコイ・タイナー/リーチング・フォース」
熱いんだけれどもどこかクールなフレーズがピシャッと決まる。いかにも現代的なセンスがカッコイイんですね。マッコイの気迫みなぎるトリオ作。スタンダードは新鮮で、オリジナルは斬新。いつまで経っても古くならない良さがあります。
第9位
「チャールス・ミンガス/黒い聖者と罪ある女」
「何かすごく良くできたサントラみたい」と驚きと共に感動します。大胆なサウンドと繊細なアレンジが狂おしいほどの哀愁の中を激しく行き交う、正にミンガス・ワールドが炸裂した、強烈なインパクトを感じさせる傑作です。
第10位
「ソニー・スティット/シッツ・イン・ウィズ・オスカー・ピーターソン・トリオ」アルト・サックスとピアノ・トリオがひたすら軽快にスイングする、理屈抜きでお、カッコイイ!」と思えるアルバムです。ソニー・スティットとオスカー・ピーターソンは共にサックスとピアノの超一流の実力派。心地よいアドリブの連続にシビレましょう。
第10位
「シャーリー・スコット/ラテン・シャドウズ」
小編成のバンドとゴージャスなオーケストラをバックにした編成との両方で、女流オルガンの第一人者、シャーリー・スコットの奥ゆかしいラテン・ジャズが楽しめる1枚。オルガンものとしては当シリーズ唯一の作品ですが、ジワジワと売れてます。
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